決して彼等のようではなく -185ページ目

時代の片隅で

自分の力で変えられないものは、そのまま受け入れるしかない。


自然災害と戦争。


この二つ、ちょいとニュアンスは違うが、


基本的には、自分ではどうしようもない。



幸運にも命があったのなら、力強く生きてゆけるよう、


一つ一つ乗り越えていかなければならない。


簡単なことじゃないけど。


かつて神戸の人たちがそうであったように。




ミサイルが飛んできて、もうだめだと悟ったとき、


絶望を感じるよりも、


いろいろなことに感謝する気持ちでいたい。


今まで出会った人たちに。



そして、たった一人大切な人がそばにいてくれるだけで、


幸せな気持ちになれるのかもしれないな。

【Sage】

タイトル【Saga】をみて、【Sage】と錯覚してしまった俺、

読み間違えたあなた・・・・・












2ちゃんねる見すぎ!!



気をつけよう!


性【Saga】 (後)

体の底から漲る野生。

結局その言葉に触発されて、俺は・・・。


心の葛藤。理性。

あぁ・・・。


心の葛藤?理性?

本当にそんなものが自分の中にあったのか?

彼女を好きではないと言う気持ちに蓋をしてしまう自分を感じながら。


触れ合う肌、滲む汗、脈打つ鼓動、感じる温もり・・・。


そして、その時、なぜか不思議なくらいの安堵感に包まれる。

俺達は確かに生きているんだ、ということを実感できる瞬間を。


彼女は長旅の疲れもあってか、うとうとと眠りについてしまった。

彼女の寝息と、相変わらず感じられる温もりは、

安堵感の包容に余韻を持たせがらも、

徐々に野生の部分は失せ、理性と葛藤が蘇ってくる。


いったい俺はどうして意に沿わぬことをしてしまうんだろう?


意に沿わぬ?嘘つけ、体は彼女を求めてしまったではないか。


心と体の間の闇の部分。

心と体の間には繋がりがないのか?

心と言葉の間は解かっても、心と体の間は解からない。


男として、この事を解かっているヤツってどのくらいいるのだろう。

もしかして解かってないのは俺だけ?

そんなことはあるまい。

もしこの世の全ての男が本当に理解しているのなら、

風俗なんていう商売は存在しないだろう。


この事を解かっていそうな振りをする男は、

二言目には必ずと言っていいほどこんな言葉を発する。

「理性。」

確かに、社会を構成する一員として理性は、

人間として重要な特性ではあるが、

なんか、欺瞞に満ちている。

他に愛する女性がいる、あるいは嫌いな女性が相手の場合以外、

(こういう人たちでも激情に突っ走るやつもいるが)

こんな言葉は出ない、

「抱いて・・・」と言われれば、

普通は素直に抱いてしまうのではないか?


男はこの事を知っておくべきだ。女も。

男は、心と体は繋がってはいない事を。

それが男の性(Saga)なのだから。


夜10時をまわった頃だろうか、彼女が目を覚ます。


彼女 「お腹すいたね、外に出かけない?」

俺   「ああ。」


秋も深くなり、ちょっと寒いくらいだ。


歩き出すと、彼女は指を絡めてきた。

彼女は手をつないで歩くのが好きだと言っていた。

俺は手をつなぐのが好きじゃない、恥ずかしいから。

ただ寄り添って歩くのが好きだった。


彼女は、目に入った回転寿司を指差して、

「お寿司にしない?」

「・・・。」

俺はガキの頃から寿司は嫌いだった。

閉店間際と言うこともあり、となりのラーメン屋に入った。


次の日、別れ際、

彼女 「次会えるのは、クリスマスかな?」

俺   「そんな先のこと、ちょっとまだ解からないな。」

彼女 「そう・・・。じゃ、また電話するね。」

俺   「ああ、気をつけて帰れよ。」

彼女 「yass君も体に気をつけて、勉強がんばってね。」

俺   「ありがとう。」

彼女 「じゃあね!」


そう言って彼女は車を走らせた。


それが俺が見た最後の彼女の姿だった。

クリスマスまであと1週間と迫った日、

電話で彼女に別れを告げたから。


そしてその時俺に残ったものは、

申し訳ない、やるせない思いと、切なさと、

自分を恥じる思い、止まらぬあふれ出る涙、

そして、俺の胸に突き刺さる、


彼女の優しさと、寂しさだった。


(完)

Internet Explorer 7β

明日から金曜日まで出張です。
なにやら新しい仕事のようで、ちょいと不安。
まあ、それでもがんばってきます。

そんなわけで明日から1週間ほど更新できません。
IE7使ってるので、投稿できないのです。

渋谷で働く社長さん、その部下の方、
誰でもいいから早く対応させてくれぃ。


性【Saga】 (中)

彼女 「へ~、最近のカップルって、こんなセックスしてるんだ・・・・。」

俺   「・・・・。」

彼女 「正常位が好きな女性の理由で、彼のイク時の顔を見たいからだって・・・キャハハ。」

俺   「・・・・。」聞いて聞かぬ振り。


この微笑と言う雑誌、

女性誌の中でもとびきりHな記事が多いと言うことは知っていた。

テレビ中継を見ていた俺には、ただただ気が散るということだけだった。


彼女と付き合い始めて3ヶ月。

彼女を心底好きではない事に、なんとなく気づいていた。


このまま付き合っていってもいいだろうか・・・付き合えないな。


そんなことを思っていたのだった。


俺が無視し続けると、彼女の話はさらにエスカレートしてきた。


彼女 「女の人は生理前にしたくなるけど、男の人も無性にしたくなるときってあるの?」

俺   「さあ・・・。」

彼女 「セックスする時って、脱いでもらいたい、それとも脱がしたい?」

俺   「え~?どっちがいいかな?」


そして、

彼女 「ねえ、見て見て、このカップル毎日会って、毎日してるんだって。」

そう言って、記事を見せながら俺の横にぴったりと寄り添って来た。


彼女を好きじゃない俺。

しかし、この時点ですでにテレビのことは頭に入らなくなっていた。

彼女を好きじゃない俺、

しかし、はだけたスカートから見える太ももに、体は反応し始めていた。


そして彼女は、少しうつろな目で俺を見ながら、

「濡れてきちゃった・・・。」


つづく

性【Saga】 (前)

昼を過ぎたころ、彼女から突然の電話。

彼女 「今から行っていい?」

俺   「えっ、今から来るの?」

彼女 「うん。」

俺   「夕方になっちゃうよ。大丈夫?」

彼女 「大丈夫。」

そう言って電話を切った。


4時を過ぎたころだろうか、玄関をたたく音。

彼女 「来たよ。」

俺   「ああ。お疲れ。」

彼女は、片道3時間以上かかる距離を車を飛ばしてきた。

俺の顔を嬉しそうに見つめてる。

「早くあがれよ。」


駐車場込みで家賃¥32,000、

隣家の音が筒抜けのおんぼろアパートに彼女が来るのは2度目だ。


俺   「なんか飲む?、と言ってもコーヒーか烏龍しかないけど。」

彼女 「冷たいのがいい。」

俺   「はい。」


その時間俺は、モータスポーツのテレビ中継を気にしていた。

大好きな車の15年ぶりの復活参戦、

なにしろ、15年前は連勝に継ぐ連勝で、

圧倒的に早い車だったのだ。

そんな車が復活、しかも日本一速い男がドライブするというのだから、

どんな走りをするのか気になって仕方なかった。


気がつくとレースも終盤、

他車をすべて周回遅れにする圧倒的な速さを見せ付けていた。

シルエットは街を走っているモデルと同じ、

車好きなら興奮しないはずがない。


そんな風にして夢中になっていると、横から彼女の声。

なにやら、表紙に赤文字で「微笑」と書かれた雑誌を見ながら、

記事の話をし始めた。


つづく

文才が・・・

三日坊主にはならずに済んだ。4日目の更新。



ただ、書きたいネタはいろいろあるのだが、時間が・・・。

文才ないから、時間かけて吟味したいし。

まあ、毎日の更新は無理でも、時間があるときにいっきに書けばいいかな。

テーマも、もう2~3増やすつもりだけど、いいタイトルが見つからない。

あぁ~。



おっと、もう出かける時間だ。

その声は・・・

外房線沿線で、ピーナッツの産地である(本人談)こりん星の住人、小倉優子。

その、どこかで聞き覚えのある様な、気の抜けたような声で話されるとちょっと切ない。


古傷に触られるようで。


その聞き覚えのある声の持ち主、今はそばにいない。


でもゆうこりん、かわいいな。



時を越えて・・・。

時間が足りない。

仕事で半日以上とられて、睡眠時間も取られて・・・。

こんなブログも始めちゃって、

自分のやりたいことをする時間が足りなすぎる。


1日30時間あればいいんだけどな。

こんな風に思うの、俺だけかな?


というか、昨日は1時間、今日は3時間取れるかどうか?


さて何の時間でしょう?


こんな事書いてる場合ではな~い。

風呂入って早く寝よ。


心はどこにある・・・

今日は箱根。1年ぶり。

天気は良く、日差しは強いが風は気持ちよかった。


俺、箱根って好きだな。

仕事で行っても仕事を忘れさせてくれるような景色と空気。

ここですれ違う人たちは皆、表情が明るい。

都会で見かける、俯き加減で歩いている人など皆無。


そりゃそうだ、仕事を忘れて皆観光で来ているのだから。


しかしそんないい気分をぶち壊す現実を目の当たりにしてしまう。


ごみの山。


箱根峠付近の1号線は、

所々に車の退避所というか、駐車できるスペースがあって、

よくトラックが仮眠を取ったりしているのだが、

とにかくそのスペースがごみの山なのである。


食い終わった(食いかけのもある)弁当の容器、

空き(中身の入ったヤツモある)ペットボトル、

読み終わった雑誌等々・・・。


こういうことを平気でする人たちのモラルのなさは、

いったいどこから来ているんだろうか?

というか、なぜこういう人たちがいるんだろう?


ごみを平気で捨てる人たちへ、下記の5択のアンケートを取るとする。


Q.あなたは、なぜごみ箱以外のところで平気でごみを捨てるのですか?


A.「1」 親に教わらなかった。


「2」 学校で教わらなかった。


「3」 社会で教わらなかった。


「4」 1,2,3のどこかで教わったけど、ほかの人も捨ててるし 関係ねーや。

 

「5」 誰にも教わっていない。


まっ、素直に答えたとして、ほぼ100%「4」だろうな。


でも、誰に教わったかとか、

教えられたからごみはごみ箱へ捨てるのが正しい、のではなくて、


美しさ、綺麗さ、

こうした人類共通の基本的な感じ方をできない人間が育ってしまうことが

おかしいんじゃないだろうか。



それは、



心の問題。


心の育ち方。



ごみ問題とは直接関係ないけど、


・そこはかとなく自信がない・・・というかはっきりと自分に自信がない。

・人間関係がうまくいかない。

・恋愛においていつも同じ過ちを繰り返す。

・暴力。

・恩着せがましい。

・憎しみ。

・権力を振りかざす。

・見栄・虚勢

etc....

上記にあげたものは、自分の中ではすべて一本につながっているんだよね。

他人を見たり、自分の経験も含めてね。


神経症。


ここでは、時間があるとき、気の向いたときに、

自分の感じてきたこと、思うこと、

覚え書きとして書きなぐっていきたい。



はまったままの迷路の出口を導き出すために・・・。